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🇬🇧 初めての大型。選んだのは、英国の伝統だった
これが僕にとって、初めての大型バイク。
当初は、ハーレーを第一候補に考えていた。
でも、ある日ふと見かけた「ロイヤルエンフィールド コンチネンタルGT650」の美しさに惹かれ、調べるうちにその伝統や世界観に引き込まれていった。
実際に店舗に足を運んで、実車を見た瞬間に購入を即決。
直感的に「これしかない」と思ったのを、今でもよく覚えている。
納車が待ちきれず、納車当日は何度も時計を見ていたほど。
そして乗ってすぐ、「これは間違いなく、自分のバイクだ」と確信した。

🏁 250ccからのステップアップでも違和感ゼロ
これまで250ccしか乗ってこなかった僕にとって、GT650は“ちょうどいい”大型だった。
まず驚いたのは、加速と走りのフィーリング。
クラシックな見た目からは想像できないほど、スムーズで力強い。
そして、都内での街乗りでもノンストレス。
車体が軽く、トルクもあるから信号の多い場所でも扱いやすい。
ストップ&ゴーが多い都心でも、クラッチにさえ慣れれば快適に走れる。
高速道路も文句なし。
合流や追い越しも余裕で、流れに乗るのが楽しい。
「飛ばすバイク」ではないけど、「流すのが気持ちいいバイク」という点では、まさに理想。
🔥 排熱は…あるけど慣れるし、気にならない
夏場に乗ってみて、空冷エンジン特有の排熱は確かに感じる。
最初は驚いたけど、正直そこまで気にならない。
むしろ、「これも大型バイクの味」だと思うようになった。
特に都市部で乗るなら多少の熱さはあるけど、それを上回る魅力がこのバイクにはある。
慣れる。そして、それ以上に愛着が湧く。
👀 ツーリング先で話しかけられる喜び
GT650に乗っていると、とにかく人に話しかけられる。
ツーリング先のカフェや道の駅で、
「それ、何cc?」「めちゃくちゃカッコいい」「ロイヤルエンフィールドって初めて見た」と言われることが多い。
珍しさもあるんだと思う。
街中ではなかなか見かけないし、見た目のインパクトはかなり強い。
しかも、イカつさがないからバイク乗りじゃない人にもウケがいい。
コンビニ、信号待ち、カフェ前。どこでも話しかけられる。
「ただ所有してるだけで会話が生まれるバイク」って、実はすごい価値だと思う。
🪑 ポジションもマイルド。中高年にもおすすめ
GT650は「セパハン×バックステップ」と聞くと構えてしまうかもしれないが、実際はとてもマイルドなポジション。
長時間の街乗りでも疲れにくく、姿勢も自然にフィットしてくる。
中高年ライダーにもぜひ試してほしいくらい、ちょうどよく“クラシックスポーツ”を味わえるバイクだ。
🇬🇧 GT650が広げてくれた、イギリスという世界
GT650に乗り始めてから、バイクだけでなく英国カルチャーそのものに興味が湧いてきた。
英国映画を観たり、雑誌『Lightning』を読みながらバブアーやトリッカーズの特集に目を通したり。
「カフェレーサー」というスタイルが、単なるバイクジャンルではなく、自分の“在り方”に近づいてきた気がしている。
🏍 まとめ|このバイクを選んで、よかった
GT650は、決して「万人向け」ではないかもしれない。
でも僕にとっては、「自分にとっての理想のバイク」だった。
街に馴染みすぎず、でも浮かない。
クラシックだけど、どこか都会的。
そして、乗るたびにちょっとだけ自分を誇れる存在。
このバイクに乗っていると、少しだけ世界が丁寧に見える。
それって、バイクにとって最高の役割じゃないだろうか。
