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はじめに:夏にバイクが熱いのは当たり前?
ロイヤルエンフィールド・コンチネンタルGT650に乗り始めて約3ヶ月。
初めての大型バイクとして選んだ相棒だが、夏に入って一番驚いたのは「熱」との付き合い方だ。
空冷エンジンは風で冷やす構造のため、真夏の渋滞やトンネルでは思った以上に熱を持つ。
実際に僕も体感した「やばい瞬間」がある。
今回は、コンチネンタルGT650と空冷(正確にはオイルクーラー付きの空油冷)エンジンの夏の付き合い方について、本音レビューを交えて紹介していく。
コンチネンタルGT650の冷却方式とは?
コンチネンタルGT650は、クラシックな外観を持ちながらも、現代的な安心感も備えたバイクだ。
- 空冷+オイルクーラー(空油冷)方式
→ 水冷のような大型ラジエーターはないが、オイルクーラーによって熱を効率的に逃がす仕組み。
つまり完全な旧車のような「空冷一発」ではなく、ある程度の熱対策はされている。
それでも、夏の高温環境や渋滞では熱を持ちやすいのは事実だ。
実際に体験した「やばかった瞬間」
一番印象に残っているのは、気温35度の山手トンネルで渋滞にハマったとき。
進まない。風が入らない。足元から伝わる熱に、さすがに「大丈夫かな…」と心配になった。
コンチネンタルGT650は比較的新しいモデルでオイルクーラーもあるが、それでも環境次第では限界を感じる瞬間はある。
そして思ったのは、旧車に乗るライダーって本当にすごいということ。
完全空冷で夏の渋滞を走り切る、その精神力とバイク愛には尊敬しかない。

夏場に気をつけたい空冷エンジンとの付き合い方
1. 停車を減らす
アイドリングを長時間続けるのはNG。
渋滞や信号が続くルートより、流れのいい道を選ぶだけでも負担が減る。
2. 走行風を味方にする
空冷は「走ってナンボ」。
街乗り中心でも、少し大きな通りを選んで風をあててやるのが大切。
3. オイル管理をしっかり
夏はオイル劣化が早い。
交換サイクルを少し早めにしてあげるだけでもエンジンに優しい。
4. 休憩をこまめに
ライダーもエンジンも熱を持つ。
サービスエリアやコンビニで冷やしながら走ると安心感が増す。
5. ライダー側の遮熱対策も忘れず
空冷はエンジンからの熱気がダイレクトに伝わる。
靴やパンツの素材、ヒートガードなどで体感温度を下げる工夫も必須。
まとめ:不便さより“味わい”を楽しむ
空冷エンジンは「熱と付き合う」のが前提。
夏場に注意すべきポイントを押さえておけば、安心して楽しめる。
コンチネンタルGT650は、英国クラシックなデザインに現代的な技術を加えた「ちょうどいい」空冷バイク。
真夏でも走り続けることで、「空冷ならではのフィーリング」や「味わい」を感じられるはずだ。
そして、不便さを超えて愛せるのが空冷バイクの魅力だと思う。