「夏でもスタイルを楽しみたい」──。 これはカフェレーサーに乗る私にとって、毎年のテーマのようなものです。GT650に出会ってから、バイクとの“佇まいの調和”を意識するようになりました。でも真夏のツーリングは、とにかく暑い。そこで今回は、私なりの夏のバイクファッションの工夫と、実際に取り入れているアイテムたちをご紹介します。
この記事の目次
暑さとスタイル、どうバランスを取るか?
涼しさを最優先にすると、どうしても“機能性重視”のライダー然とした装いになります。でもカフェレーサーというのは、どこかクラシカルで、品のある無骨さを纏った存在。
だから私は、**「快適さと美意識のちょうどいい中間」**を大切にしています。無理して汗だくになる必要はありませんが、Tシャツとショートパンツだけの装いでは、自分らしいスタイルが崩れてしまうように思うのです。
実際に着ている夏の装い
■ メッシュジャケット(クラシック寄りのデザインを選ぶ)
おすすめ:
- 【KADOYA】K’S LEATHER MESH JACKET(シンプルで都会的、スリムなシルエット)
- 【ROUGH & ROAD】クラシックメッシュジャケット(レトロ感と現代性を兼ね備えたデザイン)
→ 黒やネイビーなど落ち着いた色味は、GT650との相性もとても良いです。
■ ロングスリーブTシャツ+デニムでの街乗り(1時間程度)
真夏でもロングスリーブは案外快適です。走行中は風が通り、直射日光を直接受けるよりも涼しく感じることもあります。
おすすめ:
- 【ユニクロ】エアリズムコットンUVカットクルーネックT(機能性と見た目のバランスが良好)
- 【ワークマン】冷感長袖インナーの上にロンTを重ねて着るスタイルも快適です
→ 冷感インナーを下に着ておくと、汗の不快感も軽減されます。
ショートパンツは卒業。カフェレーサーには長ズボンがしっくりくる
GT650に乗り換えてから、自然とショートパンツを避けるようになりました。というのも、タンクやエンジンの熱、信号待ちの路面温度……どれも短パンではしのげない暑さですし、見た目にもどこかアンバランスに感じてしまうのです。
おすすめ:
- スリムテーパードのデニム(プロテクター入りだとなお安心)
- カーキやベージュのチノパンにエンジニアブーツを合わせるのもおすすめです
→ 裾を軽くロールアップすることで、夏らしい軽やかさも演出できます。
少し肌寒いくらいの気温が、実は一番おしゃれを楽しめる
個人的には、春や秋のほうがバイクファッションは楽しみやすいと感じます。ただ、夏でも気温に抗うのではなく、素材や着方で“涼しさ”を生み出す工夫をすれば快適に過ごせます。
・冷感インナー+通気性の良い素材 ・風が通るゆとりあるシルエット ・クラシック感を損なわないメッシュジャケット
これらを意識することで、暑い季節でも自分らしいスタイルをキープできます。
まとめ:夏のスタイルは我慢ではなく、洗練された工夫で楽しむ
Tシャツ1枚で軽快に走るのも悪くはありませんが、私は「走っている自分の姿が少し誇らしく思えるような装い」を大切にしています。
夏の日差しの中でも、自分らしいカフェスタイルを忘れずに、GT650と過ごすひとときを楽しんでいきたいものですね。
今年の夏もまた、暑さに向き合いながら、静かに美しく走っていきます。
